福島

2週間少し、福島へいっていました。

行ってきたのは郡山。

福島のど真ん中、そして
台風19号で多大な影響を受けたエリアです。

今回訪れたのは実はまったくの偶然で、
しかも急遽決まったものでした。

私たちの行ったエリアは郡山の中でも
奇跡的に何もなかったそうなのですが、
そこから車で5分も行けば“阿武隈川”。

氾濫が起き、床上浸水してしまったお宅の
多数ある地域です。

滞在の間に川辺を通る機会が
何度かあったのですが、

台風が過ぎて2週間ほど経った時点でも

家屋から除去した泥の袋が道路に
高く積み上がっている状態でした。

壁の、人の背丈ぐらいの高さの位置に
泥水の後が残っているお宅もありました。

はじめのうちは毎日のように
「災害支援」のようなペイントのされた
自衛隊のトラックを見かけていました。

  ※悲壮感をつくりたいのでなくただ事実です

私たちが去る頃には
台風が過ぎてもうすぐ1か月になる頃で、

その頃になってやっと復旧した
電車の区間があったり、
(現在は全線復旧)

授業を再開した幼稚園や学校、大学があったり、
そういった報道が毎日されていました。

毎日たくさんの時間を割いて
台風の後の復旧に関することが、
郡山では報道されていたのですが。

それを眺めながら、
関東ではどうなんだろうなぁとぼんやり
考えていました。

ある時、ふいに時間ができたので
川辺に足を運んでみました。

両脇の土手にたくさん木が並んでいたのですが、
みんな同じ方向によれていて、
全体的に茶色っぽくなっていて。
(おそらく泥水の色です)

あちこち、枝にビニール袋だのゴミ袋だのが
ひっかかっていました。

川辺の土を整備しているのか
ショベルカーがはたらいていて、

でも視線を少し動かすと
草がもう生えているところもたくさんあって、
なんだか不思議な感覚でした。

自然はもう、再生して
次のサイクルを始めていたのです。

大変な思いをされている方々、
辛い思いをされている方々、
心からお見舞いを申し上げます。

今回の台風だけでなく
“異常気象”や“想定以上の”自然の力を
何度も何度も見せられている、私たち。

このことから何を得るのでしょうか。

テレビでは
お金に換算していくらの被害が出たとか、
誰がどこまで補償するのかとか、
そういったことが取り沙汰されているけどさ…

これ、顔が見えない状態で伝えるのは
とても繊細なとこだけど…。

実際の様子を(本当にほんの少しだけ)
垣間見させていただいて、
苦しい思いをされている方々を知りました。

予期していなかった出来事で
暮らしていた場所が使えなくなってしまって、
戻そうにも「元気が出ない」。

精神的にも、物理的にも、金銭的にも
立ち直すのにたくさんエネルギーが必要なのは
もちろんで、
それはたしかにそうなのだけど…。

「元の状態に直す」とか「戻す」とか、

ただ形を戻すのでは
おそらくそれほど意味を成さなくて。

こうした出来事をきっかけに
体験したこと、感じたこと、氣づいたことを
栄養にして、“つくり替える”ということ。

モノは物質的な反映としてあるだけで、
その前に、

意識のあり方を変えていること。
ソコが何より大事だと、改めて感じました。

台風19号に限らず、これまで
いくつもの自然の力を見せつけられて

私たちはどんなことを感じ、
想い、考えたのでしょうか。

生活を守ろう、家を守ろう、
それももちろん大切なんだけれど

本っっっ当に大切なのは、
ソコでしょうか?。

もっともっと根本の、
そもそもの話。

世の中が“発展”して“便利”なものや
“先進技術”が生まれていく中で、

私たちは傲慢になっていませんか?って。

退化していっていませんか?って。

自然から意識を離して、
忘れてしまっていませんか?

土から離れてしまっていませんか?

昔の人がみんな当たり前にできていたことを
できなくなっていませんか?って。

私たちは《何》の上に
生かされているのか。

そこに立ち返る機会が、
こういう時なんだと思うのです。

「被害」「被災」って言う言い方がされるけれど

たしかにそういう表現になるのだろうけど

そもそも自然の大きさというのは
私たちに扱えるようなしろものではなくて、

できる範囲以上に抗ったり
コントロールしようとしたりするものでは、
ないと思うの。

そもそも、
大きな、大きな自然の力をいただいて
毎日を生きさせて頂いている私たちなのに、

自分たちが生かさせていただいている
土台の土台をわるく言うような言葉の感覚って
どうなんだろうって、

ちょっと違和感をもっています…。

私たちは自然の力の中で生かさせて頂いている。

そのことを、
忘れてしまってやいませんか?

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